TBSの全ての仕事を最適化、合理化、進化させていくために、TBSグロウディアなどTBSグループ各社のスタッフとともに、ITの力でより働きやすい環境を構築しています。
TBSの仕事のDX化から、AIやクラウドなどの技術を使ったシステム開発、ネットワーク工事などのインフラ分野、情報漏洩や不正アクセス防止のセキュリティ分野まで幅広く担当しています。
どの分野でも業務フローは以下のようになっています。
各分野を簡単に説明します!
多くの人たちを「無駄な作業」から解放し、より「クリエイティブな仕事」ができる環境を提供することを目的に、TBSでは社内にある様々な業務を効率化する部署があります。
そこではTBSの技術的な相談の窓口の役割を担っており、ドラマやバラエティなどの番組制作部門・ビジネス部門・コーポレート部門まで、あらゆるセクションのお困りごとを技術的に解決しています。
例えば、
◆デジタルサイネージ導入による働き方改革
番組出演者の楽屋案内など、紙で印刷し、各所に都度貼っていた作業を、遠隔地から作業可能に
◆コミュニケーションの変革
固定電話を削減し、チャットや社用携帯を活用することでよりスムーズに
◆番組制作現場のペーパーレス
タブレット導入により、放送用原稿などを大幅削減・業務効率化にも(1回の放送あたり約5~6割の紙削減)
◆生成AIやノーコードツールアプリの活用
そして、こうしたシステムをTBS全体、さらにはJNN(TBSをキー局とする系列28社)へ広げていくことを目指しています。
また、AIなどの技術を取り入れることで、番組制作現場の負担を減らすようなシステムが多数開発されており、中には技術特許を取得したものもたくさんあります!
例えば、
・AI音声認識を使った文字起こしシステム「もじこ」
・同じく聴覚障害の方などに向けた字幕放送システム「もじぱ」
(・ラジオ生放送を話者別にテキスト化する「モジオ」にも挑戦中!)
・AI認識で、動画編集時に出演者の登場シーンを簡単に探せるシステム「かおたん」
などがあります。
これらのシステムでは、テレビ局に必要不可欠な業務をより簡単に便利に効率的に行うこと、またより多くのユーザーや視聴者にリーチすることを目的としています。
◆受賞歴
もじこ
・2022年 日本DX大賞 大規模法人部門優秀賞
・2020年 経済産業大臣賞/日本映画テレビ技術大賞 MPTE AWARDS 2020
・2020年 IT賞(マネジメント領域) Information Technology Awards 2020
・2019年 日本民間放送連盟賞 技術部門優秀賞
・2019年 映像情報メディア学会 現場運用部門進歩開発賞
・2019年 日本映画テレビ技術協会 技術開発賞
もじぱ
・2020年度 映像情報メディア学会 コンテンツ技術賞
・2021年度 日本民間放送連盟賞・技術部門優秀賞
テレビ局ならではのシステム開発の一例として、TBSの日々の放送を作るために必要な放送基幹システムが挙げられます。
テレビ局のシステムといってもイメージしづらいと思いますが、
例えば
・TBSの番組やCMなど、放送に必要な情報を一元管理している営業放送システム
・取材や原稿など、報道番組の制作・放送における日々の業務を支えるニュースシステム
などが挙げられます。
テレビ番組は、24時間365日スタッフが代わる代わる対応しながら制作しています。そのため、基幹システムも同じく24時間365日動き続けなければならず、システムが正しく動き続けなければいけないという高い信頼性が求められています。
加えて、ただ稼働し続けるだけでなく、TBSで働く人たちの困っていることや効率化したいことを解決できる利便性が求められます。
TBSのメンバーで想いを描き、それをシステムとして具現化して、放送を支えるシステムを作る。私たちの技術を幹としてテレビ番組が放送されています!
TBSで働く人々が日々の業務を円滑に行えるよう、ICTの面から基盤を整備する仕事をしています。その内容は多岐に渡っており、社内LANの整備、グループウェアの管理、内線電話、サーバールームの運用管理、セキュリティ対策などがあります。インフラと名の付く仕事は「使えて当たり前」が求められ、どれもなくてはならない重要な仕事です。
主な役割は、経年の更新タイミングでのインフラ更新(ネットワーク、サーバなど)です。毎年、どこかしら、インフラは更新タイミングとなるため、その更新を行います。インフラ更新は、プロジェクト規模も大きく、専門知識が必要となる仕事が多いですが、インフラエンジニアだけでなく、プロジェクトマネージャとして経験を積むこともできます。
また、TBSで働く人々のインフラに関わるお困りごとを解決するまでのマネジメントを行うこともあります。お困りごとは、特定の部署だけではなく、全ての部署から(関連会社含め)ご相談頂くため、TBSで行われている仕事への理解や、担当業務への深い知識が求められるというやり甲斐のある仕事です。
近年、VISION2030の実現に向け、その守備範囲は、TBSテレビだけでなくTBSグループ全体、そしてTBS放送センターだけでなく赤坂一帯へと広がっています。