DX BusinessDXビジネス
“DXビジネス”を推進するDX戦略部
既存のコンテンツビジネスをIT化することで最大限に収益を上げる。そうしたDXビジネスの戦略を企画・実践している部署です。TBSのコンテンツをどんな形で配信するのか、どの相手とどんな協力していけば国内外もっと多くの人にコンテンツが届くのか? 放送や配信のみならず、SNSやweb 3.0での展開など、固定概念にとらわれない新たな挑戦をしています。
Topic|配信の力
放送には「枠」というものがあり、視聴できる時間帯にも放送尺にも制約があります。一方、配信は“時間”、“場所”、“デバイス”の制約を全部取り除いたところで楽しんでもらえる。そういう面で、無限の可能性を秘めており、アイデアひとつで新しいことにチャレンジすることができるフィールドです。
作品の展開の仕方
作品によっては企画の段階からメンバーとして参加します。制作業務に直接携わるわけではないのですが、どういった配信形態がその作品にあっているのかといったことを番組のプロデューサーと協議し、より多くの人に見て楽しんでもらえる方法を企画していきます。また、配信プラットフォーム専用のドラマやバラエティの制作もDX戦略部が音頭を取って行っています。
Topic|具体的な作品
Amazon Original「復活!風雲!たけし城(仮題)」
1986年に放送を開始し「Takeshi’s Castle」という名前で様々な国にてリメイク版が展開されている「風雲!たけし城」ですが、このたびAmazon Original番組「復活!風雲!たけし城(仮題)」としてリブートが決定。2023年に配信開始予定です。Amazon Original版のたけし城では、新たな挑戦者たちを待ち受ける数々の難関ゲームが劇的な進化を遂げる予定です。DXビジネス局ではAmazonとの契約など主にビジネス周辺を担当しています。
Topic|ドラマストリーム
2022年4月より、地上波放送とストリーミング配信の新形態ドラマ枠「ドラマストリーム」を開設し、DX戦略部が主体となって枠の運営をしています。
地上波放送より先行して有料配信サービスで最新話を放送する形式をとった放送枠ですので、この枠では地上波放送の一週間前に「Paravi」にてドラマコンテンツを毎週先行して有料配信しています。これにより、地上波放送を見た視聴者がすぐに次のエピソードを有料配信で視聴できます。そして地上波放送後には「TVer」「TBS FREE」「GYAO!」にて、1週間限定で見逃し配信を行っております。既存の枠組みに囚われず、様々な視聴者のニーズにお応えするために取り組んでいる事業の一環です。
グローバルパートナーとのビジネスの創造
DX戦略部ではデジタルでの展開のみならず、グローバルパートナーと共同で新たなビジネスの企画や遂行を行っています。新たに生み出される企画は、放送や配信だけではなく、SNSやweb 3.0におけるマルチ展開を国内外に拡げています。
Topic|具体的な例
グローバルデビューに向けた日韓合同バンド結成プロジェクト『THE IDOL BAND : BOY’s BATTLE』
TBS、韓国SBSグループとK-POPバンドの名門FNC ENTERTAINMENTによる共同大型プロジェクト。世界中の大衆音楽をリードする実力とビジュアル、ユニークな楽器パフォーマンスを兼ね備えたボーイズバンドを探すオーディション番組を日本と韓国で同時に放送・配信します。結成されたボーイズバンドのグローバルデビュー後もTBSがサポートしていきます。
YouTubeやSNSを用いた新たな取り組みを主導
地上波や配信に加えて、YouTubeやSNSと連携することにより、タッチポイントの最大化やエンゲージメントを深めることをミッションとしています。テレビにとってYouTubeやSNSはライバルだと思われがちですが、共生して更に楽しく、深く、広く展開し続けています。
Topic|具体的な事例
SASUKE:1997年に誕生し年末恒例の大型特番「SASUKE」
世界中にファンがいるこの番組の裏側やYouTubeオリジナルコンテンツが見られます。
どうぶつ奇想天外:『どうぶつ奇想天外!』や『わくわく動物ランド』などのTBSが誇る人気番組の貴重映像をYouTubeで楽しめるサイズに再編集。動物の魅力たっぷりで知育要素もあります。
DX戦略の面白いところは?
ドラマやバラエティ、海外展開フォーマット開発、ニュースや音楽などオールジャンルのコンテンツと関われるというところが魅力のひとつです。コンテンツホルダーとしてどう配信すれば広く伝わるのか、強いコンテンツを持っている、制作能力が強いTBSテレビでその方法を考えられるのはとても面白いです。
未来への展望
IT技術の発展に伴い、誰でも簡単にコンテンツにアクセスできる環境が整いつつあると感じています。現にTVerなどを通じて、自分の好きな番組を好きな時間に見ている方は大勢いらっしゃると思いますし、このように能動的にコンテンツを視聴される方々は今後も増えてゆくと思います。
私たちはその部分も見据え、配信と放送・海外連動、IP戦略による新規コンテンツ制作の推進等、映像コンテンツビジネスの最先端を推進する部署として、新しい挑戦を続けたいと思っています。